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美容に健康に人気のヒアルロン酸。その効果、効能、副作用などの情報を、最新の科学的見地から解説します。中立的なヒアルロン酸比較も掲載しています。

MSCによるヒアルロン酸合成と分解の意義

創傷治癒や組織再生部位ではヒアルロン酸が高濃度で存在することが知られ、その部位では組織幹細胞の移動、増殖、分化が宜進しています。

特に最初のステップとなる幹細胞の移動にヒアルロン酸が影響している可能性は高いです。そこで、ヒアルロン酸がMSCの移動能に与える影響についても検討しました。

MSCの移動能はボイデンチャンバー法を用いて検討しました。両面をタイプIコラーゲンで一晩コーティングしたポリカーボネートフィルター(ポアサイズ8μm、Neuro Probe lnc.)で、96 well Boyden's chamber (Neuro Probe lnc.)の各ウェルを上部と下部に分けました。

各種分子量のヒアルロン酸(あるいはヒアルロニダーゼ)をフィルターの下層に入れ、MSCを含む培地をフィルターの上層に入れました(5×104個/ウェル)。各分子量、各濃度のヒアルロン酸当たり4つのウェルを使用して試験しました。

5%CO2下、37°Cで、チャンバーを6時間インキュベーションした後、下層に遊走・集積したMSCをメタノールにて固定し、Diff−Quik にて細胞を染色し、605nm で染色された細胞の吸光度を測定しました。

一般的にリガンドとして細胞遊走因子を用いた場合、下層に添加したリガンドの濃度の高い方に細胞が移動する現象をケモクキシスと呼び、上下にリガンドを添加して方向性を持たないランダムな細胞の動きをケモキネシスと呼びます。今回、ヒアルロン酸やヒアルロニダーゼは細胞遊走因子と定義できないため、チャンバーの上層、下層共に何も添加しないMSCの移動量(吸光度)をコントロールとして、下層にヒアルロン酸(あるいはヒアルロニダーゼ)を入れたときに移動したMSC量を除いたものをケモタキシスインデックスとし、下層にも上層にもヒアルロン酸(あるいはヒアルロニダーゼ)を入れたときに移動したMSC量を除したものをケモキネシスインデックスとしました。

MSCはそれ自身が大量のヒアルロン酸を合成しているため、添加したヒアルロン酸の特異的効果を確認するために、ヒアルロニダーゼ(ヒアルロン酸のみに特異的に作用する)でMSCの周囲のヒアルロン酸を完全に分解してから実験に供した。この系ではヒアルロニダーゼを除去すると、1〜2時間以内に細胞周囲にヒアルロン酸が蓄積されることを確認しました。

ヒアルロニダーゼを下層あるいは上下層に入れ続けた場合、細胞移動は抑制されました。つまり、ヒアルロン酸が蓄積しない状態ではMSCの移動は抑制され、MSCの移動にはヒアルロン酸が必要であること が示唆されました。

n=3のHAオリゴ糖はヒアルロン酸レセプターに結合できず、n=10以上のHAオリゴ糖は結合できるとされています。そこで、n=10のHAオリゴ糖を、高分子ヒアルロン酸に対する競合阻害剤として用いました。

その結果、n=10のHAオリゴ糖はケモクキシスインデックスを変化させませんでしたが、ケモキネシスインデックスを低下させました。ケモクキシスインデックスに変化を示さなかったことは、低分子オリゴ糖にはMSCを引きつける効果がないことを、またケモキネシスインデックスを低下させたことは、低分子オリゴ糖が内因性のヒアルロン酸に措抗してMSCの運動性を抑制した結果であると考えられます。

最も高分子である190万のヒアルロン酸はケモクキシスインデックスを増加させて、ケモキネシスインデックスを低下させました。このことから、高分子量のヒアルロン酸はMSCを引きつけ、とどめようとする作用があると推察されます。

また、このヒアルロン酸作用は濃度および分子量依存的に強まる傾向かありました。ヒアルロニダーゼ、HAオリゴ糖によるケモキネシスインデックスの減少、高分子量のヒアルロン酸によるケモキネシスインデックスの減少から、MSCの移動には適切な量の内因性高分子ヒアルロン酸が必要であるということが示唆されました。

以上述べてきたように、MSCの移動においてヒアルロン酸は分子量と濃度に依存性に影響することが判明しました。またbFGF非存在下ではHAS1が、bFGFへの反応性においてはHAS2による合成変化がMSCのヒアルロン酸合成の重要な要素であることが示唆されました。

組織再生においてMSCが重要な役割を担っていることが認知されようとしている昨今、MSCによるヒアルロン酸合成と分解の意義が僅かではあるが解明されました。

参考になさってください。

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管理人からのコメント

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