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美容に健康に人気のヒアルロン酸。その効果、効能、副作用などの情報を、最新の科学的見地から解説します。中立的なヒアルロン酸比較も掲載しています。

未解明のヒアルロン酸のADAMTS4抑制メカニズム

これまで述べてきた研究では、分子量190万の高分子ヒアルロン酸がADAMTS4の遺伝子発現を抑制したことから、ADAMTS4の遺伝子レベルでの発現抑制が産生低下を来したと推定されます。

このことは細胞ECM分画中のADAMTS4の低下というタンパクレベルの解析結果と一致します。

一方、培養液中に分泌されたADAMTS4の産生抑制は190万のヒアルロン酸のみならず30万、80万のヒアルロン酸処理でも認められました。

ヒアルロン酸はMMP−1、MMP−3およびMMP−13の産生を抑制することから、ADAMTS4のスペーサードメインを切断するMMP作用の抑制が二次的にADAMTS4の形成を抑制している可能性が考えられます。

さらに,ヒアルロン酸は高濃度ながらECM非結合型であるADAMTS4△Spの活性を部分的に阻害することも示され、ヒアルロン酸はADAMTS4の発現調節や活性化に関わるのみならず、酵素活性自体に影響を及ぼす可能性が示唆されました。

今回の結果より、ヒアルロン酸はADAMTS4の活性調節に複数のステップで関わっている可能性が示されました。

しかし、ヒアルロン酸によるIL−1α誘導性ADAMTS4産生抑制および活性阻害のメカニズムについては依然不明な点が多く残されています。

今後、IL−1αの受容体結合に対するヒアルロン酸の作用やヒアルロン酸/受容体シグナルとADAMTS4発現との関係について解明する必要があり、ヒアルロン酸によるアグリカン分解活性阻害についてはADAMTS4への直接作用なのかアグリカンに対する作用なのかを明らかにすべきであると考えられます。

(続く)

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管理人からのコメント

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